ファル・ゲルブ(3)
三日目は天候が晴れの連続でした。
またAD大戦略2001には天気予報機能が存在することに気がついたので、ある程度予測を立てて航空機運用が可能になりました。この天気予報はとても重要で、活用するしないでは天と地の差がでます。
一日目、二日目の戦いに於いて、Bf-110Cにより制空権を握ったドイツ軍はこの晴天にて一気に攻勢に出ます。
爆撃機3部隊、スツーカ10部隊、Bf110Cによる猛爆作戦を開始。
フランス軍はずったずたの壊滅状態に。イギリスのマチルダ戦車も爆弾の雨の中で蒸発しました。
フランスには首都が4つあり、全て占領しなければならないのですが、この爆撃機の大群の前にはでてくる端から撃破されていきました。
首都占領役の歩兵部隊はBf110Cが6方向全てを囲んで防御。そして敵空港は全てフタ。
軍用列車にのってやってきた戦車部隊が各地を掃討、イギリス・ベルギーを残してフランスは降伏。32ターンにて大勝利となりました。
ファル・ゲルブ(2)
初日の昼間は天候の都合によりマジノ要塞の攻略は成らず、首都からわずか8HEXしか前進できませんでした。その前線部隊も大量の敵部隊により消耗しつつあります。
夕方にはルクセンブルクが降伏。ユニット数がゼロになると降伏するのですが、ルクセンブルクは最初からユニット数がゼロなんですね。ルクセンブルクがなんか工作部隊を一部隊だけ作っていたのでちょっと攻撃したら、ユニットゼロルールが発動してそのまま降伏して来ました。
夜間はHs 126B-1を夜間攻撃機として大量投入。損害を受けた前線部隊と敵部隊の間に割り込むようにして壁を作り、態勢を立て直します。夜間でも空港に戻らずひたすら戦い続けるBf 110Cが非常に頼もしいです。二日目以降はBf 109を減らしてBf 110メインで運用しようと思います。前進すればするほど味方空港から離れますし、初日で敵戦闘機部隊はかなりの打撃を受けたはずですし。
友軍のB軍集団はやはりベルギーのリエージュ要塞に苦戦している模様。二日目にマジノ要塞を落とせたらこちらも攻撃しましょう。今後こんな要塞がぽこぽこでてきたら先が思いやられますねえ。
また、マジノ要塞陥落後は列車を使っての高速輸送が可能になりますので、夜のうちに部隊を列車内に格納しておきましょう。
ということで5月11日、朝になりました!
6時! 天候:雨 う゛ぁー
8時! 天候:晴れ スツーカ部隊突撃! マジノライン突破!
マジノラインを破壊すると、アルデンヌ方面はかなり楽に。
しかしその後は曇り空がずっと広がる日和で、スツーカ部隊は空港待機のまま、夜になってしまいました。
進軍そのものは順調に進み、ついにBf 110がフランス軍の空港にフタをします。これで制空権は完全に確保。曇ってさえいなければもっと楽なんですけどねえ。
しかしここでドイツ軍に驚愕の報告が。フランス2ndがマップ外から装甲列車に乗ってこちらの首都に奇襲を掛けてきました。酷すぎる……! ノーヒントのテレポート戦法じゃないか…初見殺しにも程がある……!!
すぐさま予備兵力を持ってきて対応。膠着状態のまま夜間に。夜間のうちに空港を敷設しておきます。
それと装甲列車についてなんですが、使いこなせれば非常に面白いユニットだと思います。いまは歩兵部隊の輸送にしかつかっていないんですが、工作部隊で線路を敷設しての超高速移動は一度使うと意識が変わってきますね。
comのB軍集団はオランダを占領。しかしベルギーはまだまだ健在の様子です。
5月11日22時:彼我戦力は168vs208。
(to be continued...)
ファル・ゲルブ(1)
西欧侵攻戦。ナチスドイツの最盛期、黄金時代です。敵はフランス1st・フランス2nd・イギリスと、オランダ・ベルギー・ルクセンブルクの合計六カ国。ドイツ軍はA軍集団とB軍集団の二カ国。プレイヤーは南部のA軍集団を担当して六カ国を相手に戦うことになります。 とはいえ、フランス2ndは小規模で、ルクセンブルクは弱小かつ自分首都のすぐそばに存在するので、速攻で脱落させてしまえば実質四カ国との戦いになります。
ところでマップ名はファニー・ウォーの終焉ではなく、ファル・ゲルブでした。
A軍集団の手前にはアルデンヌの森が存在します。この森を越えられる機甲部隊は存在しないとフランスの偉い人が言っていましたので、初回プレイのときはベルギーを通って進軍していました。
さておき、アルデンヌ突破ではなくベルギー突破の理由は以下の三点あります。
その一。友軍のB軍集団はcomが担当しますが、comは要塞を相手にするのが苦手なため、ベルギーのリエージュ要塞から先に進めないことがあります。そこでA軍集団からスツーカを出撃させてcomの障害を取り除くという作戦です。comと共同歩調を取れば損害担当して貰いつつ、戦力の集中になります。
その二。アルデンヌの森は森であって空港がありません。都市もすくないために補給に難儀します。ベルギー経由ならベルギーの空港や都市を補給に利用できます。さらに敵軍の空港を減らせますし。
その三。これが決定的だったのですが、アルデンヌの森の最南端にはマジノ要塞(の一部)が存在します。そこにはアルデンヌの森の大部分を射程に収めた要塞砲が存在し、森地形でまごまごしているドイツ軍に要塞砲を撃ちまくってきます。要塞砲の被害は甚大で、これを避けるにはアルデンヌを避ける必要があります。
が…。それでもなおここはアルデンヌ突破だっ……!
スツーカ4部隊で500kg爆弾を落としまくってみました。
小揺るぎもしない……(滝汗
しかも初日は天候が嵐になり、要塞爆撃は中止。
嵐の空で陣営入り乱れての大規模空戦。一機でも多くの戦闘機を揃えて敵戦闘機を叩き落とします。
Bf 110C-1はここでも大活躍。Bf 109と半々で使い、互いに短所を補い合います。
アルデンヌの森でキーとなる都市は写真中央のバストーニュ。自軍首都から5HEXの場所にあり、生産や補充が可能です。
野砲を牽引せずとも最前線の森に配備できます。しかも森なので空襲に遭いません。
ここは手早く占領して工作部隊で規模増設するべきでした。もっと速く気がつきたかったですが……。
5月10日16時:彼我戦力は171vs310……敵が、多すぎる……!!!
ここまでの感想。
「やっぱりAD大戦略の面白さは伊達じゃ無い……!」
(to be continued...)
デンマーク
マラガマップと並んでボーナスステージと名高いマップです。
敵は弱小で、かつこちらの支配都市は多く、ダラダラやってるだけで軍事費が手に入ります。さらに港湾施設があるために艦船も建造できます。
注意するべきはターン制限で、ちょっと時間がかかるとノルウェー進攻マップに進めません。進みたくないんですが…。
とりあえずこのマップではクリアもそこそこに、駆逐艦を作っては召還の繰り返しで30隻くらい建造しておこうと思います。北アフリカ戦線でもバルバロッサ北部戦線でも海軍が使えますし。
また次のフランス進攻マップに備えて三号戦車なども数を揃えておきます。ホントにボーナスステージですねえ。
【DD:Z17級】
移動11、耐久18、夜間能力、対空45(射程1-4)、対甲135の艦砲射撃(射程1)、対艦234の魚雷。
使い捨ての魚雷役です。果敢に特攻して魚雷を撃った後は損害担当になるらしいです。とりあえず30隻作りました。
【A:Hs 126B-1】
移動13、燃料58、視認5、夜間能力。対甲37、対人40。
偵察や爆撃補助に優れた攻撃機です。視界5で夜間能力はとにかく有難いですね。夜の主役になるかもしれません。
【BF:Bf 110C-1】
移動15、燃料112、視認3、対空夜戦、対空13、対人12*4回。
燃料112という驚異的な航空半径を持つ戦闘爆撃機です。高価でかつ、戦闘機を敵に回すと割に合わないところですが、今までの戦闘機は燃料量が低かったので非常に助かる存在ですね。
【MT:III号戦車G型】
移動6、燃料36、重量21、視認2、対甲46、対人20。
だ、ダメかも……。やはりなんというか、II号戦車の方が使い勝手が良いような気がしますね。打撃力ではスツーカには叶いませんし。
わずか開始2ターンで敵空港にフタ。Bf 110C-1の有用性がはやくも示されていますね。空軍を封殺されたデンマーク軍はなにもできずに終了しました。
あとはゆるりと輸送船で自動車化歩兵とII号戦車部隊を上陸させ、首都を制圧。
駆逐艦量産大作戦。30隻程度作りましたが、イギリス艦隊に勝てる気がしません。
さて、次はいよいよファニー・ウォーの終焉になります……。
インターミッション
ブレスト挟撃のクリアにて、ポーランド侵攻戦は終了となります。
その次は北欧侵攻戦、フランス侵攻戦と進みますが、それからAD大戦略の目玉として本格的なシナリオ分岐となります。分岐については下記サイトに表がありますのでご参照ください。
【ロドリゲス学級OB会:マップ分岐表】 |
さて、veirosは、初回プレイではバルバロッサ北方戦区で挫折。次のプレイではヴェーザーユーブングで挫折という戦歴を持っており、それ以上は進めた試しがありません。特にヴェーザーユーブングはイギリス艦隊の底知れぬ鬼畜さによって完膚無きまでに叩きのめされ、いまだ精神的に苦手意識があります。今回は回避したいと思います。
ファニー・ウォーの終幕が引き分けになったときに進むゾネンブルーメというマップが聞いたこと無くて、ちょっと興味があったりもします。わざと引き分けるということはしませんが、ファニー・ウォーの終幕自体も初見プレイの時にリセット全開でようやくクリアできたマップなので、ゾネンブルーメ行きも十分もありえます。その場合独ソ戦が遠ざかりますが、ご了承ください。
ブレスト挟撃
難マップです。自分にとっては鬼門ともいえるマップですね。
前回プレイのときもダイアリー(https://skitch.com/veiros/g27qr/screen-shot-2012-01-16-at-2.13.18-am)にまとめましたが、本当に鬼畜です。
マップが広く、燃料が持たないので、中継補給地点の構築が必要です。
いままでの様にスタート地点からひとっとびに敵首都をフタしにいくという作戦はできません。
重厚さと迅速さを兼ね備えた正攻法が重要となります。
以下に注意点を列挙します。
・ソ連軍は参戦の時期が遅く、当てになりません。
・敵本隊「ナレフ独立作戦集団」は首都が2つあり、両方占領する必要があります。
・手前と奥の二つの首都ですが、手前の首都はスツーカの攻撃範囲内にあるので迅速に無力化できます。しかし奥の首都は鉄壁で、まさに要塞といった防御力です。
・III号戦車、IV号戦車、II号戦車D型は橋を渡ることができないため、首都近郊防衛以外には使えません。橋を工作部隊で補強すればよいのですが、そこまでして戦車を使うより、II号戦車やチェコ戦車を活用したほうが良いと思います。
・別働隊の「ヴィスコフ作戦集団」は途中から参戦します。2〜3日目です。爆撃機を1部隊擁しており、こちらの空港を破壊しようとしますので要注意です。視界外から突然かっとんで来ます。またこの作戦集団は工作部隊を大量に作って防御力を上昇させようとしてきます。うっとうしいですが、爆撃機以外は脅威ではありません。
・マップが広く、また敵味方の位置が対角線上にあるため、進軍距離は長めです。今まで以上に燃料管理が重要になります。
・敵の戦闘機が脅威となります。戦闘機に対抗するにはこちらも戦闘機を出撃させる必要がありますが、ドイツ軍の戦闘機の燃料は心許なく、数を出すことができません。無理して出撃すれば空港の容量がパンクして燃料切れ墜落の可能性もあります。この問題に対応するた88mm高射砲36型を牽引してくるというのも一つの選択肢になります。
・中央空港の制圧と規模増設は恐らく必須だと思われます。
・森に潜んだユニットは航空機から機銃掃射や空爆がされません。森を伝うように移動することも考えるべきでしょう。
・ナレフ独立作戦集団は追い詰められると対戦車砲を量産してきます。また奥の首都の側には対空牽引砲が複数配置されているため、強引な空爆は被害が大きくなります。対空砲の排除を優先したほうがいいでしょう。 ちなみに強引に空港を破壊しても、敵軍は工作部隊で空港を修復しようとします。イッツ・パーフェクト!!
【LT:38(t)式戦車A型】
移動6、燃料58、重量10、視界4、対甲35、対人38。
II号戦車が進化するとチェコ戦車になりました。
軽戦車の役割は歩兵駆逐と森に潜んでの偵察、そしてスツーカの間接照準です。
スツーカ乱舞。開始2ターンで最初のトーチカを破壊に成功しました。
しかしワラワラでてくる敵の大群。とにかくこの初期配置の敵ユニットを処理しないと始まりません。
多少こちらの都市を占領されても構わず撃ちまくって数を減らしましょう。
最初の敵首都を迅速に落とせたら、夜のうちに中央空港を占領。そのまま工作部隊で規模増設。
工作部隊の周囲を味方ユニットで固めて敵の戦闘機から護りましょう。
!?
ポーランド空軍に空港を破壊されただと……!?
そして前線には敵の戦闘機群がこちらのスツーカ部隊に攻撃をしかけてきました。
なんという典型的な負けパターンでしょう。
冷静に状況分析してみます。
……。
……。
……。
うわああああああああ!!!!
(小休止中)
破壊された空港を工作部隊で復旧させ、なんとか態勢を立て直しました。
敵の爆撃機は極めて危険ですね。全拠点を防空できるわけではないですから、放置していると拠点をどんどん破壊されてしまいます。それと88mm高射砲36型を牽引して前線まで苦労して運んできたんですが、いまいち役に立ちませんでした。
ブレスト=リトフスク要塞。下の影になっている部分には対空砲が配置されています。
トーチカと対戦車砲の大軍をスツーカの反復爆撃で撃破しつつ、撃破後にそのヘクスを地上部隊で制圧しなければなりません。でなければ敵の手番にそのヘクスに対戦車砲が進出してしまうのです。
空港制圧狙いで東から回り込んで攻撃しようと試みましたが、敵航空機の猛爆にあって失敗。38(t)式戦車喪失の憂き目に。
要塞東部にある空港の死活はこの要塞の攻略を左右するファクターですが、下記の手順で無力化ができました。
1:航空機は夜間は離陸不能。敵航空機は空港に格納される。 2:ターン進行はドイツ軍が先手、ポーランド軍が後手であり、変わらない。 3:ドイツ軍は最初に朝の恩恵を受けることができる。 4:夜のうちに敵空港の10HEXくらいの距離に空港を建設し、スツーカと戦闘機を配置しておく。 5:朝がきたら早速出撃し、スツーカで空港守備部隊を撃滅し、戦闘機でフタをする。 6:敵は出撃不能。無力化。 |
この制圧法は他のマップにも使えそうですね。
敵の航空機さえ封殺してしまえば、ポーランド軍には脅威となるユニットはありません。制限ターンとの戦いになります。
無力化後はスツーカ乱舞にて敵首都を切り開き、爆撃機を潜り込ませて首都を猛爆。
天候にも恵まれ、なんとか勝利できました。
ダンツィヒ回廊奪回
1939年ポーランド侵攻、第二次世界大戦勃発。ついにAD大戦略の本筋に入りました。
今度の敵はポーランド軍で、スペイン共和派との違いは「騎兵が多い」ことと「硬い車両」がいることです。
さて、このマップでは線路が存在します。ということで以前捕獲した装甲列車が使えるわけですが……、路線上にはポーランド軍がひしめいていてこれを突破しなければなりません。
このマップの罠として、敵歩兵を撃破すると、敵は戦車を生産し始める。という点です。そのため、敵歩兵は生かさず殺さずマップに残して、戦車の生産を行わないようにさせることが速攻のコツとなります。
また、III号戦車の生産が可能となっていますが、いくつかの橋はIII号戦車は重すぎて渡ることができません。
【MT:III号戦車E型】
移動6、燃料35、重量20、装甲17。主砲は対甲29、対人37。対人20*2回攻撃の機関銃も装備。
捕獲無しであれば初の中戦車で、本格的なAD大戦略の開始を予感させるユニットです。しかし移動力6がネックな上に橋を渡れません。さらに燃料もわずか36でガス欠が心配です。このマップでは首都防衛にのみ使うことにしました。
【MT:IV号戦車D型】
移動6、燃料47、重量20、装甲17。主砲は対甲39、対人69。
III号戦車よりすべての面で一回り優れているようです…が、橋を渡れないのは相変わらず。
首都防衛の図(ターン3)。ポーランド軍は束になって掛かってもIII号戦車を抜けられないので、こうして引きつけているうちに速攻で首都フタしに行きます。おすすめ航空機はHe46C-1。敵は歩兵ばかりなのでこの小型機でも問題ありません。空港の拡張は必要ないでしょう。
こんな風にフタができたらもうポーランド軍は補充ができなくなります。
耐える必要はありません。ガンガン掃討しましょう。ということで自動車化歩兵つれてきて終了。